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健康や美容の世界で活躍するセラピスト。 サロンやスクール、企業などで活躍するセラピストにインタビューしていきます。
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No.6 ARIETTA(アリエッタ)セラピスト 梅川春香さん
梅川春香
3年ほどOLを経験し、その後某化粧品会社、レストランのブライダルコーディネーターアシスタント等の接客の中で、現在働く女性が求めるものに着目する。働きながらリフレクソロジーとアロマテラピーを学び、99年より本格的にアロマセラピストとして活動する為、東京のサロン(西麻布・渋谷)、リゾートホテル(安曇野・湯河原・伊豆)で、さまざまなたくさんの人々と出会い、貴重な経験を積む。 2003年5月20日東京・八丁堀のオフィス街に働く女性のためのサロン、アリエッタをオープン。
開業を目指すセラピストのサポートや法人サロンへのサロンコーディネートも手がけ幅広く活動中
―この世界に入ったきっかけは?―
ARIETTA

OLをしていた頃、仕事が忙しくて身体が疲れていたので、どうにかして癒そうと精油を試したのですが、その良さにすっかり魅せられてしまい、それがアロマを学び始めるきっかけになりました。その後リフレクソロジーやフェイシャルなど様々なトリートメントを学び、リゾートホテルのアロマテラピーサロンなどを経て都内に「ARIETTA(アリエッタ)」をオープンしたのです。

サロンは今年で5周年を迎えました。お客様と一緒に、よりよいサロンを目指して今日までやってきましたが、今振り返るとアロマに出会ったことで、私の人生も一変しました。

OLの頃は色々なことに不安や焦りを感じていましたが、今はそれもなくなりましたし、とても自然な状態で毎日を過ごしています。

―サロンで梅川さんが大事にされていることは?―

お客様とのコミュニケーションを大切にしています。

会話をしていると、自然にその人に必要なものが見えてきます。私は、NLP(神経言語プログラミング)を学びましたので、よりよい施術の方向性を探す手段の一つとして活用しています。ここはアロマテラピーサロンですが、自分らしさの探求や自分磨きのお手伝いをするサロンでもあります。

ARIETTA

実際にお客様の中でも、サロンに通う中で独立したりステップアップしたりと転機を迎える方も多いですし、私もそうした働く女性のサポートができればといつも考えています。

またサロンでは、アドバイスということよりも、その人自身を受け入れることを大切にしています。今はアロマテラピーのサロンも増えましたし、エステサロンも数多く存在します。療法もいろいろとありますが、民間療法に限っては、それをとりたてて分ける必要もないと思うのです。フェイシャルをやるサロンだから化粧品を奨めないといけない、など決めつける必要もないですし、エステだとかアロマだとか、固定観念をあまり持たずに、お客様はそれぞれに、“心を癒したい”や“きれいになりたい”、また“ダイエットしたい”など、いろいろな希望を持ってサロンに来られますので、サロンのコンセプトを軸にそれぞれの要望に合った結果を提供することができ、お客様に満足して頂くことが何よりも大切だと思います。

―セラピスト向けの講習会ではどのようなプログラムを?―

最近は『ホスピタルサロンワーク』というプログラムを始めました。
セラピストもいろいろな価値観があるので、それを振り返り踏まえた上で、自分のサロンに最もふさわしいサービスを考えるものです。セラピスト自身がそれを理解して作り上げないと、お客様に最高のサービスを提供する自信がなくなってしまいます。セラピストさんを対象にしたセミナーは3年程前から行っていますが、最近は特にセラピスト自身が自分軸をしっかりと持つ必要を感じています。これは自分でサロンをやっていて常日頃感じていることでもあります。お客様もセラピストがどの方向へ向かおうとしているのか、しっかり見ているものです。お客様は活力を得るためにサロンを訪問しているので、自分をいい方向へ向けてくれる能力を持つセラピストを求めています。

私もセラピストになりたての頃は、技術や知識ばかりに意識が向いていましたが、今はそれだけはサロンを続けていくことは難しいと感じています。自分軸をしっかり持っていないと、いろいろなことに対応できず自分自身がつぶれてしまうのです。

―セラピストが自分軸をしっかり持つためには?―
ARIETTA

セラピストも自分自身の目標や方向性をしっかりと持っていることが必要です。そのためには、スピリチュアルなことも含めて自分の使命を考えなければなりません。思考を深めなければならないので、すぐに習得することは困難です。サロンワークにお越しになるセラピストさんには、じっくりと学んで頂き、またサロンでも実践して頂きます。その後も実際にどうだったかをメールで報告してもらい、必要であればいろいろな提案をしたりもします。 セラピストの仕事は、お客様の身体に直接触れ、心の深い部分に直接触れる仕事です。

いいこともたくさんありますが、中には自信をなくしてしまうことや辛いと思うことも多くあります。それをどのように乗り越え、達成感を味わい、また仕事の自信につなげていくかが大切です。

例えば、どれだけの顧客を持ち、どれくらいの収入を得て、その時に自分がどうありたいかなど、物質面もメンタル面も含めて総合的に目標を持つことは大事です。

近年、アロマセラピーは日本でもずいぶん広まってきたと思いますが、セラピストについては資格がやや先行しているところが気になります。本当は奥の深い仕事なのに、資格によって簡単に住み分けされたり、制限されたりすることもあります。資格と実践を踏まえたもので、やっと仕事としてのスタートラインに立てることだと思います。今はお客様もアロマの知識を持っている人が多く、ホームケアに用いる方も多いです。そうするとセラピストもそれ以上に知識を持っていなければならないですし、なによりもそれを実践しているという経験値を活用しなければなりません。それが今後セラピストの意義となっていくと思います。

―今後の目標についてお聞かせ下さい。―

自分のサロンをもっと広くゆったりしたサロンにしたいですが、リラクセーションサロンの位置付けや意義をもっと広めて行きたいとも思っています。

アロマについてはずいぶん浸透してきたので、定期的にトリートメントを受ける必要性が今よりももっと広く理解されればいいですね。

またそのためにもサロンワークでは、マインドを大切にして成長したいと思っているセラピストさん対象にして、セミナーや講習会も充実させて行きたいです。

サロンは、大きく分けて、身体、心、環境、空間、これらの各要素について基準のようなものがあります。それらを考えて自分なりのものを発信していければ、その人にしかないサロンができるものです。目標や考えがまとまることで、その人自身もサロンも大きく変わるケースが数多くあります。自分が好きなことや得意なことがあると思うので、それを伸ばすためのお手伝いを、今後もサロンワークでやっていきたいです。

アリエッタのコースを体験

今回は、初めてのお客様のためのヒーリングトライのコースを体験。

まずカウンセリングで最近の体調について話しをし、アロマオイルをチョイスしてトリートメントへ。

トリートメントはボディから始まりフェイシャルまで。静かなサロンでやさしいトリートメントが進められていく。途中で何度か足や腰をもって左右へ揺らされる。するとなんとなく身体が揺らぎ、心身ともにリラックスするが、後で梅川さんに聞いたところ、身体に緊張があったり力が入っていたりするとトリートメントの効果も半減するため、途中で身体を揺らすのだそう。確かに揺らされる度に心身共に弛緩する感じがする。

心地いいトリートメントが終わると、お茶を頂きながらのカウンセリング。私の場合、身体は温かくても足や手の先が冷たく、マッサージをしていてもどんどん冷たくなるので、冷え性というよりも、手や足が反射区である内臓が異常に疲れているのではないかと梅川さん。実際、ここ数日胃腸の調子が悪く、胃の痛みや下痢の症状が続いていたので、これらをすべてトリートメントで見透かされていた模様。さらには仙骨の周りに脂肪がついているとのことで、これは婦人科系の機能が弱っているのではないかと指摘。まさにこれも図星であった。

カウンセリングの最後にはオラクルカードが登場。これは最後にお客様に引いてもらい、心身ともにリセットするためのものだそう。今回私が引いたのはダマーラのカード。子供達を導くカードだが自分のインナーチャイルドに関することを示すこともあると梅川さん。自分自身のインナーチャイルドを引き出して、向き合ってみては?とアドバイスされた。

カウンセリンが終わるまで約2時間、心身共にリラックスした状態で、自分をリセットする貴重な時間となった。